責任が取れない商品販売はいつになればなくなるのか
美容室moonの伊藤です✂
…。
題名のテンションは相当抑えたのですが。
同じ道を歩むものとして、本当に腹立たしいことがありました。
以前、「縮毛矯正の薬」がネット販売されていることに様々な美容師が注意喚起を促したことがありました。
でもいまだに販売されている現状です。
これだけ見たら「美容室行く時間ないし、家でやってみようかな」なんて思ってもおかしくありませんよね。
オリジナル施術マニュアルってなんだよ…
そんなんで出来るようになってたらアシスタントの子は皆苦労しないよ。
しかも期限なく使用可能とか…そんな薬剤、この世に存在しないから。
美容室で扱う薬剤は、簡単に使えるものなんて一つもありません。
トリートメントひとつとってみても、毛髪診断や施術スキルが伴わなければ意味を成しません。
…と、「ネットの無法地帯さ」に異論を唱えていたのもつかの間…
美容師が「専門商品」を販売していた
というお話を聞いてしまったんですよね。
しかもお客様ご本人はその商品が「美容師が取り扱う薬剤」とは知らされていません。
「これを使うとカラーの持ちが良くなるよ」と言われ購入したトリートメントカラー。
名前を聞いてビックリしました。
だってそれはトリートメントではないんです。いわゆる普通のカラー剤😱!
使う分量も曖昧で、これであってるのかなぁと思いながら使っていたそうです。。。
何故プロとしてそういった判断ができるのか、私には理解できません...
使ったその後に大変な思いをするには、紛れもなくお客様ご本人です。
ムラになってしまったり、次のカラーが理想のものにならないことまで考えたらその商品は売れないはずなんです。
「美」を売る仕事をしている美容師が、髪をぞんざいに扱っているなんて…
悲しくなりました。
同じ職業に携わるものとして。。。
目先の利益にとらわれ、その結果お客様が辛い思いをすることがなくなればな…と強く思った出来事でした。